おはようございます。今日は【似合うもの似合わないもの】について
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
僕はあんまり服のセンスが無くて、そういうのが高校時代に嫌だったから、大学に入って一生懸命にいろいろ着てみた事がある。当時の僕の価値観は男らしさとかタフさというのがテーマだったので、何となくそう見える服を好んで着ていた。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
プロになってからは少し会う人たちも変わってブランド品というのを買ったりもした。それで30代くらいになってそういうものが全部ばからしくなってやめて、アメリカではほとんどジャージで過ごしていた。そういえば小学生の時ずっとそうだった。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
何となく振る舞いも似たような所があって、若い頃はなりたい自分、そう見られたい自分を演出する為の行為や言動が多かった。ただ振り返ってその時代は、ある型があってそれに従っているだけだった。もらいものだとすら気づかない時代。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
人間は不安であるほど、自信がないほど、何かにしがみつくように思う。自分を特徴付けてくれる何かを欲するのだけれど、そんなものなんて大体は持ち合わせて無くて、だから自分で演出する事になる。自信が無い時、僕は声が大きくなる。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
僕ってそもそもなんなのだろうか。と考えてみると実はそんなもの全部勘違いでしかなくて、グランドキャニオンで、何の特徴も無い(若干足が速い)男が肩肘はっている感じがして、もうそういうのはいいかなと思った。そうするといろんなものが似合い始めた。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
【終わり】普通と違う服装や言動の人ほど内面が普通であるという事が多い。みんなとは違う自分であろうとする事を捨てる事でしか、自分らしさは見えないのではないかと思う。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 12月 29
言わんとしていることはわからなくもないけど、服を着倒してきた人ではないから、論理のフォーカスが承認欲求に基づく自己演出という服飾の一機能にしか当たっていない。
ゆえにあなたにとってはそうなんでしょうね、という経験論の範疇に留まっている。一般論に敷衍したいのだろうけど。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
服を着倒してきた人がこだわるのは、他人からどう見られるかでもかくあるべき自分でもなく、経験から導き出された自分が心地よく身につけられるステッチ幅やカフス幅、カラーの開き、素材、色、コバの張り出しといったディテールの集積であり、それは極めて私的なものだ。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
他人から見れば全くくだらない微細な差異への偏執的拘りが、その人のスタイル=定型として昇華されている時、
『あの人はいつも同じような格好をしているけど、それがあの人らしいね』
と言われることになり、それは最高の褒め言葉だ。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
服が好きな人とファッショナブルでありたい人って似て非なるものだから。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
デザイナーズブランドでルック買いする客の様に、ファッションを自己演出のツールと割り切ってシーズン毎に使い捨てるのもアリではあるけど、それは所詮借り物でしかないし、デザイナーが提案した物以上にはなり得ないから。(むしろそれ以下の場合がほとんど)
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
自らショーやキャンペーンのモデルと容易に比較対象になることを選ぶその気持ちがわからない。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
キムタク着に飛びついてた連中よりエディ着に飛びついてる連中がより高尚なんてわけないだろ。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
単に自分がファッションにおける優越感ゲームに参加してしまっている一員だと白状してるようなもの。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
ハイブランドって値段がhighな意味くらいにしか取ってないけど、まさか感度やデザインがhighって意味ではないよね。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
服装は感心しないが(値段が)ハイブランドを纏える財力には嫉妬してますよ、くらいにしか受け取れない。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
多少なりとも服に関心があって、充分な資産があれば、ブランド物に限らずともヴィンテージなりハードシェルなりクラシッククロージングなり高い商品買うでしょうよ。タイラーダーデンじゃあるまいし。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
全身アットリーニやカラチェニで靴はロブ、ベーメルの人なんてイケてる感以外出してないだろうけど、ウザいと感じる以前に何着てるかもわかんないでしょ、この手の人って。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
結局自分に芯になる物ががないから、他人が身につけてる物が気になって、それに振り回されるんだよ。
— Avgvst (@Avgvst26) 2013, 12月 29
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